大型個体を作出する驚異のリレー飼育

オオヒラタケ系菌床 特殊ヒラタケ系菌床
Grand-Gt
Grand-Grow
  Grand-Master
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クワガタの菌床飼育においては、「菌種を途中で変えない」ことがこれまでの一般的な考え方であった様に感じます。ですが、当店では数年間試行を繰り返し、上記のリレー飼育に行き着きました。

最も危惧されたことは、菌種の変更が幼虫に与えるショックでした。拒食や暴れが発生しやすくなるのでは、と言った事が想定されましたが、結果として、まったく問題ないことが判りました。その最たる事例が90.6mmの作出となっています。

このリレー飼育の最大の特色はキノコの発生にあると思います。ご存知の通りオオヒラタケ系の菌床からはキノコが発生します。キノコの発生によって菌床は痩せ、劣化しやすくなっていきます。

劣化しはじめた菌床は幼虫が摂取する栄養価の面でも疑問が生じますし、何よりも蛹室形成時に暴れが起きやすいことも見逃せません。 また、特に蛹化〜羽化までの間は、菌床の劣化も重なり蛹室内にキノコが発生する場合がしばしばあります。

オオヒラタケ系の菌床は菌の活性が強く、幼虫も大きくなりやすい等の利点も沢山ありますが、こと蛹化に至るまでの間はこの様な欠点を有しています。

特殊ヒラタケ菌を使用したGrand-Master は冬季の場合など飼育温度帯を20〜23℃とした場合、キノコの発生が殆どありません。(ただし、冬季の温度管理が出来ない常温飼育の場合は、温度変化によりキノコが発生しやすくなります)

また、蛹室の形成や蛹化がスムーズに行えること、添加剤もそれ相応の仕様とし日持ちを重視している点など、オオヒラタケ系の菌床が持つ欠点をカバーできる菌床となっています。

ビン交換後はゆっくりと落ち着いて成長、成熟し蛹化する。この事が大型個体の作出には欠かせないものと考察していましたが、Grand-Gt(ブルー)Grand-Growで3齢初期まで飼育し(栄養価の高い餌で成長に必要な基礎作りを行います)、その後はじっくりと成長させることがリレー飼育の真骨頂となっています。

※リレー飼育を行われているお客様からも、88mm台や87mm台他、85mmを超える大型個体作出のご報告を多数頂いております。


追記

菌種変更リレー飼育の目的は大型個体の作出にありますが、形が良い個体の作出頻度が高い飼育方法ともなっています。

当店では既に実証していたのですが、種親の選定や飼育環境、各幼虫が持つ資質等によっても羽化個体が有する形状は変化するものと考察します。

ですから、この点に関しましては表記を控えておりましたが、本飼育方法を実践されているお客方からも、同様の意見を多く頂くようになりましたので追記致します。


◎2010〜2011年度の飼育結果からも、90mmを筆頭に大型個体が多数作出されています。詳しくは下記よりご覧いただけます。



◎2014年度の途中結果は下記よりご覧いただけます。
グランディスオオクワガタ(DGM)・幼虫飼育の途中結果

◎2015年度 BE-KUWA 飼育ギネス個体は下記よりご覧いただけます。



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