Grandシリーズ

Grand-Bank
(バンク)
Grand-Gt
(ブルー)
Grand-Gt
(レッド)
Grand-Master
(マスター)

実績のある
KBファーム社製
当店が道南のキノコ工場へ製造を委託している製品です。
原料は北海道産のブナ100%、安心してお使いいただけます。
Grand-Bank
○飼育情報、商品宣伝等など、不定期更新の「ひとり言」。お暇な時にでもどうぞ。
2017.6.23

一昨日にビン交換を行ったミャンマー産Yeak94.0血統の幼虫です。

本個体も当店の定番飼育方法であるオオヒラタケ系のGrand-Gt(ブルー)から、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現しています。

初齢割り出しよりおよそ5ヶ月半といったところですから、まずは良い具合に成長していると感じられます。

この幼虫も秋採り幼虫でしたが、やはり今期は総じて秋採りの方が大きくなっています。これはたまたま♂と♀との相性が良かった、血の当たりハズレの関係かと思っています。

追記:本日をもちまして春季の生体販売は終了しました。


2017.6.21

「ニュース」のコーナーへ既に掲載している2017年羽化の91mm台2頭の画像です。

1枚目の画像には指標とする為にノギスを置きました。上の個体が91.5mm、下の個体が91.2mmとなります。(2枚目の画像も同じ配置です)

2枚目の画像は両方の個体を手に乗せて撮影したものですが、91mm台を2頭手に乗せると流石に重量感が半端ではありません。また、存在感も相当なものがあります。

今期はいきなり91mm台が続けて羽化してきました。今のところ90mm台は不思議と羽化しておりませんが今後羽化してくるものと思われます。

国産オオクワガタもそうですが、超大型個体の飼育にはやはり血統が大きく作用します。2016年期の種♂はサイズ的には申し分無いと思いますが、血も優秀であると実感しています。

それにしても今回の画像撮影には苦労をしました。何せ動き廻るものですから、両方の個体が良いポーズをとるタイミングが難しいのです。

単体を撮影する時の方がよほど楽だと思いましたが、たまにはこのような画像も良いのではと感じます。(それでもやはり疲れました)

グランディスはこのサイズより上の個体の存在感はまた違うものがあります。特に94mmを超えると趣が変わる様に感じられます。

今期はそんな個体が現れることに期待を寄せているところです。


2017.6.19

本日、「ニュース」の成虫編に掲載した個体の容姿です。

本個体は2015年 BE-KUWA 飼育ギネス95.0mm(Garda95.0)血統から出現した今期最初の90mmUP個体となります。

幼虫時の最大体重が58.4gを記録した個体でしたので期待はしていたのですが、3本目のビンで蛹化前に大暴れを起こしました。

暴れた時点で90mmに届かないのではと思えるほどでしたが、何とか90mmUPは確保できた格好です。

58.4gといった最大体重があったからこそ、暴れてもお釣りが残ったように感じられますが、暴れに関しては様々に手をつくしても制御することは至難です。

超大型個体の作出を目指してもこのひと暴れで皆無と化しますので、運と呼ばれる要素が大きく関与していると改めて実感しているところです。

追記:本日よりリニューアルバージョンのGrand-Gt(ブルー)菌糸ビンの販売を開始しました。


2017.6.15

Grand-Gt(ブルー)菌糸ビンのリニューアルにつて

オガの混合配分の再構成と添加剤にBE-KUWA 2015年度飼育ギネス個体へ使用した成分をプラスした調合へ変更しています。

グランディスの超大型個体作出飼育の要点は【良い血 + 良い餌 + 良い管理】となりますが、この内の一つでも欠ければ90mmUPは狙えません。

資質と素質を兼ね備えた幼虫であればあるほど餌も重要となって来ます。90mmUPの羽化実績を持つGrand-Gt(ブルー)を更にパワーアップし改良を加えました。

販売の開始は来週の月曜日(19日)からを予定しています。


2017.6.12

休日にビン交換を行った3頭の内の一頭です。

この一頭だけが50g以上で他の2頭は49g台でしたので撮影は省きました。

本個体は飼育ギネス(現レコード)の95.0mmが種親となっています。 飼育方法は定番の菌種変更リレー飼育で、一本目がGrand-GrowのPP1100ccで、2本目のGrand-Master のガラス2000ccビンより出現ています。

ちなみに3本目の菌糸ビンはGrand-Master PET2300ccビンをチョイスしました。

この3本目でどこまで大きくなってくれるかですが、最後の最後に大暴れと言ったことも珍しくは無いグランディスですから羽化するまでは判りません。

まずは暴れも無くスムーズに蛹化してくれることに期待しています。


2017.6.7

本日、「ニュース」の成虫編に掲載した個体の容姿です。

本個体は2015年 BE-KUWA 飼育ギネス異母血統(Garda91.6)から出現していた56.1gの幼虫が羽化したものとなります。

3本目のGrand-Master PET2300ccの菌床の状態を見ると、ビン交換後の喰い上がり方が鈍かったようで、交換時の体重がピークであったように感じられます。

ともあれ、2016年度の飼育個体で最初の90mmUPが91mm台で無事に羽化してくれたことにまずは安堵しています。

幼虫が大きくなればなるほど羽化不全の確率は高まります。大きく育っても不全では意味がありませんので、「無事是名馬」的なことが何よりと思う次第です。

毎年羽化する個体を見ていましたが、グランディスの迫力と恰好の良さが顕著に出てくるのは90mmUPからである様に感じられます。

画像の個体も言うに及ばずでその存在感は別格と言えますが、これは実際に実物を見なければ判らないかも知れません。

その意味において、自分で飼育した90mmUPには特別な価値があると思います。

また、この感覚(存在感)は90mmUPというブリーディングトロフィーを得た飼育者だけに与えられる特別な贈り物でもある様に感じられます。


2017.5.30

先日ビン交換を行ったインド産Garda血統の幼虫です。

飼育菌糸ビンは一本目がGrand-GrowのPP1100cc、2本目がGrand-Master のガラス2000ccビンとなっています。

3本目のGrand-Master ガラス2000ccビンに入れ替える際に画像を撮影したものですが、初齢割り出しより丁度6ヶ月目の結果です。

今後の成長に期待したいところです。

追記:今期初となる90mmUP(91mm台)が一頭羽化しました。個体が固まりましたら画像をUPしたいと思います。


2017.5.25

菌糸ビンの交換を行った2015年 BE-KUWA 飼育ギネス インド産Garda95.0血統の秋採り幼虫です。

先日の「ニュース」へ掲載した個体同様、本個体もオオヒラタケ系のGrand-Growから、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現していますが惜しくも55gに届きませんでした。

初齢割り出しよりおよそ6ヶ月目の結果となりますが、2本目はGrand-Master のガラス2000ccビンを使用し、移し替えた3本目も同様となっています。

これまでのところ2016年度の幼虫達は秋採りの方が大型化している感じですが、これは当たりのラインが出現するかどうかに尽きると思います。その意味において、温度管理が出来る飼育環境さえ整っていれば、初齢幼虫を採る時期は関係ないと言えます。

ここに来て実感していることは、当たりのラインが出現するかどうかと言うことで、♂と♀との掛け合わせの妙が超大型個体を誕生させる鍵となっている点です。一定の飼育管理数において大型化できる手法を常に模索していますが、これは相当難解なことでもあります。

超大型個体の作出飼育において、2015年 BE-KUWA 飼育ギネス個体であるインド産の95.0mmは、大当たりのラインから出現した奇跡的な側面を持っている様に感じられ、この記録を塗り替えることは容易なことでないと今更ながら感じています。


2017.5.22

本日付で「ニュース」の幼虫・蛹編に掲載した幼虫について。

2015年 BE-KUWA 飼育ギネス インド産Garda95.0血統から出現した55g超えです。本個体はオオヒラタケ系のGrand-Growから、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現しています。

この幼虫も秋採り幼虫となりますが素質があると判断し、2本目にGrand-Master の3200cc菌糸ビンへ投入しています。

偶然にも先日紹介しましたミャンマー産Yeak94.0血統の幼虫と同体重となっていますが、このインド産の幼虫も大きく成長していました。

およそ6ヶ月目の体重となるこのインド産ギネス血統の幼虫ですが、秋採り幼虫から出現した55g超えはインド産ではこの個体が初となります。


2017.5.18

先日ビン交換を行ったミャンマー産Yeak94.0血統の幼虫です。

本個体も先日「ニュース」へ掲載した個体と同様にオオヒラタケ系のGrand-Gt(ブルー)から、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現していましたが、良い具合に成長し53.0gとなっていました。

◎飼育履歴
割り出し 2016年11月17日(初齢)
1本目 2016年11月17日 Grand-Gt(ブルー) PP1100cc(緩詰)へ
2本目 2017年2月7日 Grand-Master ガラス2000ccへ 22.8g
3本目 2017年5月11日 Grand-Master ガラス2000ccへ 53.0g

初齢割り出しよりおよそ6ヶ月足らずの飼育結果となりますが、問題はこれからの成長次第と言ったところです。この時期のビン交換はある程度定期的なものとなりますが、このまま蛹化へと向かうか、あるいは更に成長するのか、その分岐となるビン交換でもあります。

蛹化へ向かうのか、更に成長するのかはその個体の素質次第ですが、更に成長するような個体であれば様相はガラリと一変します。

この時期に53gありますので、更なる成長が見込まれるのならば90mmUPが充分に期待できますが、逆にこのまま蛹化へ向かうのであれば90mmUPは期待薄となります。

飼育者が持つスキルでどうこう出来る範囲外のもの。生物が基本的に備えている本能は御し難く、それを超越することは至難の一言です。


2017.5.15

12日付で「ニュース」の幼虫・蛹編に掲載した幼虫について。

ミャンマー産Yeak血統から出現した55g超えです。本個体もオオヒラタケ系のGrand-Gt(ブルー)から、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現しています。

昨年の11月22日に初齢にて割り出した秋採り幼虫となりますが、1本目はGrand-Gt(ブルー)(緩詰)へ投入、その後にGrand-Master へ移し替え、初齢割り出しよりおよそ5ヶ月半での体重となります。

種親にはYeak血統の94.0mmを使用していましたが、この種親がミャンマー産としては当店の最大個体となります。ちなみにこの個体は、インド産Garda血統95.0mm(現飼育レコード)に次ぐ大きさの個体となっています。

DGMはインド産とミャンマー産が同じ種類ですから一括りとなっていますが、このミャンマー産の飼育個体で95.0mmを超すことも今の飼育目標の一つです。実際に羽化してみないことには何とも言えぬグランディスなのですが、楽しみな個体が秋採りから一頭出現しました。

※ミャンマー産Yeak血統から出現した55g超えは、今期はこの個体が初となります。また、秋採り幼虫からの55g超えも同様となっています。


2017.5.11

大型の♀を一頭紹介します。

本個体は現在販売しているGarda90×52血統より昨年の5月に羽化したものです。現在、今季のペアリング候補を選定しているのですが、繁殖に廻すかどうか思案している最中です。

本来であればBE-KUWA57号に寄稿した記事内に記しているとおり、その飼育ラインから誕生した最大の♀は使用しないことにしています。

その理由は、♂の最大個体と♀の最大個体を掛け合わせても、これまで行って来た飼育結果を見るとそれほど良い結果が得られていないからに他なりません。

飼育レコードを狙う飼育において、最大個体同士の組み合わせから種親以上の個体が簡単に誕生するのであれば、現在の各種クワガタの飼育レコードは今とはまったく違たものになっていたと思います。

より大型の個体を羽化させるにはこの血の組み合わせが難しいところなのですが、このことはある程度の飼育経験を持つ方であれば経験している事象であると思います。また、論より証拠ともなる現レコードの95.0mmの種♀は52mmとなっています。

さて、本個体を使用するか否か思案しているその訳についてですが、実はこの♀これだけのサイズにも拘わらず以外なほど早期に羽化した個体だからなのです。

これまで長きに渡り行って来た飼育結果より、グランディスという種を考察した際の仮説(持論)から逸脱した異例の個体となっています。


2017.5.8

当店の飼育形態(隔年飼育)について

連休前ですが2015年度の飼育実績について質問がありました。その内容についてですが、90mmUPが2頭とは少ないのではないか?と言った感じでした。

2014年度の飼育実績が凄まじかった為尚の事そう思えた様ですが、当店の飼育形態が隔年飼育であり裏年があることを説明しました。

2014年度は春〜秋季まで幼虫を採っています。その為、飼育管理は2015年度まで続き、2015年度は少ない飼育頭数の裏年となっています。

その中から90mmUPが誕生している訳で、一般的に見ればこの頭数で充分であると思います。

表年となる2016年度は春〜冬季まで幼虫を採っていましたので、その影響もあり2017年は未だに新たな産卵セットを組んでいません。

ペアリングもこれから行う予定で当然のことながら少ない頭数となりそうですが、今年は珍しい産地の個体が居ますので、この個体の飼育は楽しみなところとなっています。


2017.5.1

休日に取り出したGarda92.6血統の成虫です。

この個体、大きさは86mm台ですが全体的な太さが際立っています。一般的な体形の個体であれば画像の撮影などしませんが、紹介に値すると思い撮影した次第です。

このGarda92.6は2015年 BE-KUWA 飼育ギネス Garda95.0と同腹となる個体ですが、種親の体形は特段太い訳ではありません。

それでもこのような個体が羽化して来るのですから、血の掛け合わせの妙と言いますか不思議なものを感じます。

2016年の春採り幼虫も蛹化が目立ち始めました。これから羽化してくる個体がどの程度の大きさとなるのかは判りませんが、感触としては秋採り幼虫のほうが全体的に素質を感じます。

さて、成虫の飼育において普段から当たり前に与えている餌(飼育ゼリー)について少し記したいと思います。

累代飼育において産卵する♀のコンディションが重要となることは、殆どの方が認知されているとは思いますが、そのコンディションを良い状態で維持させるには、飼育環境と餌などが大きなポイントとなります。

なかでも成虫に与える餌については、定期的に与え続ける訳ですから特に重要であると考え、餌が良くなければ産卵する♀のコンディションは維持できないと思っています。

また、種親となる♂の場合もこれは同様で、成熟までに与える餌がとても重要になると考えています。当店の場合は羽化してから1年間じっくりと寝かし成熟してから使用していましたが、個体が大型であればあるほど成熟までの期間は長くなりますので殆どは一冬寝かします。

餌の良し悪しについては、簡単に言えば成虫の喰いの良し悪しで判断できます。まずい餌はクワガタだけではなく犬や猫も一緒で喰いが進みません。これは人間も同様でまずい飯では食欲が沸きません。

毎日食べる食事により生物はエネルギーを摂取し健康を維持しますがクワガタも例外ではありません。(栄養失調は絶対よくはありません)

良い餌(飼育ゼリー)を摂取させることでコンディションが維持され、コンディションが良い親から生まれた子は良い遺伝子を継承できると考えています。また、そのことにより大型化できる因子の継承にも繋がるのでは、と言ったの考え方もしています。

今は各社より良い餌が多種類販売されていますので、一昔前の状況とは違ってきている様に映りますが、当店ではグランドゼリーをすべての個体に与えています。

当店のグランドゼリーについては、ここ最近は他種にも幅広く使え、特にドルクス系は喰いも良いと言ったご連絡をもらいます。

餌の良し悪しは各個体の寿命にも影響を与えると思うところがありますので、色々な意味で成虫の飼育においては案外盲点とも言える様に感じています。


2017.4.24

昨日ビン交換を行ったGarda95.0血統の幼虫です。

本個体はGrand-Gt(ブルー)菌糸ビンのみを使用した飼育となります。菌糸ビンの培養中にキノコが発生した為、飼育用に廻したPET2300ccを2本目に使用した結果で、3本目もGrand-Gt(ブルー)菌糸ビンのPET2300ccへと入れています。

初齢割り出しが昨年の11/18ですから、投入してから5ヶ月余りが経過していましたが50gUPは悪くはありません。伸びしろがまだある様に思われるのと同時に、面白味のある良い素質を持っている様にも感じられます。

ちなみにこの幼虫、糞を一個排泄した後の体重で、糞をする前は51.7gありました。余談ですが、4/3の記事に紹介していた幼虫は糞を2個排泄してからの幼虫体重となりますので元の体重の見当がおおよそくつのではと思います。

さて、先日とあるお尋ねがありましたので少し記したいと思います。それは大型血統についての素朴な疑問で、大型とは果たして何ミリから呼称されるのか、と言ったお尋ねでした。

この点に関しましては「飼育者それぞれで大型に対する定義が違う」と言った旨をお伝えしましたがこればかりは十人十色のように感じます。

また、当店の基準についてもお尋ねがありましたのでお伝えしましたが、現在当店が基準としている数値は、90mm以上が超大型、88〜90mm未満を大型と呼称しています。

この呼称定義に関しましては新たな基準の策定をしなければと今現在考えています。90mm以上を超大型としていましたが、95mmを保持している側から考えると、90mmとの差は5mmもある訳で、これは少し大雑把過ぎないかといった思いからです。

当店の基準では、これからは93mm以上の個体を超大型、90〜93mm未満が大型でも良いのではないかと思っていました。ですが、そうなると88〜90mm未満は中型、それ以下は並みとなってしまいます。

これもまた極端過ぎると思われますので、まずは様々に色々と摸索してみたいと思っています。


2017.4.17

15日にビン交換を行った2015年 BE-KUWA 飼育ギネス Garda95.0血統の幼虫です。

本個体はGrand-Gt(ブルー)からGrand-Master への菌種変更リレー飼育により出現していましたが履歴が少し面白いので紹介します。

◎飼育履歴
割り出し 2016年11月18日(初齢)
1本目 2016年11月18日 Grand-Gt(ブルー) PP1100cc(緩詰)へ
2本目 2017年1月27日 Grand-Master PET2300ccへ 19.0g
3本目 2017年4月15日 Grand-Master ガラス2800ccへ 51.3g

御覧のとおり秋採りの幼虫となりますが、この幼虫は2本目〜3本目へ至る際の体重の変貌が面白く感じます。

2本目の2300ccの菌糸ビンを3ヶ月足らずで交換しなければならないほどの食欲がこの体重に結びついたと思いますが、体色から判断すると伸びしろはまだかなりあると思われ、ひょっとすると大化けする可能性もあるかも知れないと、経験則から来る勘が囁いています。

本個体も菌種変更リレー飼育により出現していましたが、当店の本飼育方法はキノコの発生がまったく見られないため幼虫飼育がとても楽なところが利点であり、特にキノコが発生しやすい時期は重宝するところとなっています。

ですが、それ以上にこの飼育方法にはもう一つの特徴が存在します。それはこの飼育方法だからこそと言えるのかも知れませんが、時に今回紹介したような爆発的に成長する個体が現れる点で、同一菌糸での一貫飼育の場合とはまた違った側面を見せる飼育方法でもあります。

この飼育方法に見事に嵌ったのが 2015年 BE-KUWA 飼育ギネス個体の95.0mmとなりますが、嵌ることができる資質と素質を持つ幼虫であれば超大型個体を羽化させることはそれほど難しくはないように感じます。(ただし、飼育スキルや運と言った各自が持つ要素が必然的に飼育には関わってきます)

※2014年度の飼育結果(90mm以上の羽化個体、年間20頭を達成)が本飼育方法の最たる実例となります。

もう一つ余談となりますが、飼育環境が整ってさえいれば、秋に幼虫を採ろうが春に幼虫を採ろうが、90mmUPを狙う飼育において、初齢幼虫をとる時期は四季を通してまったく関係が無いと飼育実績より考察しています。


2017.4.10

本日より開始しました。

販売する生体は「Garda90」血統の即ブリードペアがメインとなります。


2017.4.3

1日にビン交換を行ったインド産Garda血統の幼虫です。

3本目への交換時に撮影したものですが、飼育菌糸ビンは一本目がGrand-GrowのPP1100cc、2〜3本目がGrand-Master のガラス2000ccビンとなっています。

惜しくも50gUPとは成りませんでしたが、この幼虫糞を2個排泄してから体重を測定していますので、実質50gUPと言った感じです。

まずまずの途中結果ではと思っていますが、このコーナーに再三記していますとおりグランディスは羽化してみるまでは全く分かりません。

幼虫体重から羽化体長がある程度想定できるのであれば飼育はもっと楽になりますが、大型個体の場合ひと暴れすると10g程は縮むのです。

その暴れの兆候を事前に見抜き、素早く対処することも飼育者のスキルと言えますが、何年経ってもそうは簡単なもので無いことは確かです。

グランディスが難関種と言われる所以はこんなところにもあると言えます。


2017.3.27

2002年に撮影したブナに発生していたツリガネタケの画像です。

この当時はグランディスが生息する現地の環境を想定していた時期で、樹木とキノコの世界分布を書籍やネットで調べていた頃となります。

当然グランディスの発生木を想像しての事ですが、同時に北海道におけるそれに見合う植生、菌床の培地(樹種)として最良のものは何かを探す為でもありました。

多様に摸索した結果、植生は世界的に分布しているブナ類、菌種はツリガネタケやサルノコシカケの仲間が最有力となりました。

画像の様に太いブナがツリガネタケにより腐朽したものが発生木となっているのではと想像を巡らせていた頃でもありましたが、今にして思えばこの頃が一番楽しかった様にも感じられます。

ちなみに、ツリガネタケやサルノコシカケの仲間は材の腐朽が早い為、菌床用の菌種としては適していないと考察しています。

ここからの話しは少し専門的なこととなりますが、昨今のキノコの分類は当時とは随分と変わりました。例えばツリガネタケですが、一般的にはサルノコシカケ科と表示されている場合が多いと思います。

ですが現在は、アミヒラタケの仲間とする説と、タマチョレイタケの仲間とする説があります。この分類が未だにはっきりしていない為、とりあえず暫定的にサルノコシカケ科として呼称されています。

アミヒラタケとタマチョレイタケを科にすると、アミヒラタケ科かタマチョレイタケ科となりますが、一般的に普及しているタコウキン科として記載されとている場合も多くみられます。

国際分類に沿った名称の変更は今に始まった事ではありませんが、時が経つにつれて徐々に馴染んで行くものと思われます。

余談となりますが、ツリガネタケの生え方(発生の仕方)について、一般的には坐生と表現されています。

この発生表現はツリガネタケが幾重にも重なる様になることが由来しているように感じられます。


2017.3.21

◎2017年春季成虫販売について

多忙につき今季は4月上旬を目途に行いたいと思っています。

販売する個体は90mmを種親とした「Garda90」血統が中心となりますが、ギネス血統の新成虫も間に合えば販売したいと思っています。

いずれにしましてもお奨めできる良い血統であると判断していますので、その時期が来るまで今しばらくの間お待ち願います。


2017.3.9

インド産Garda血統の大型幼虫です。

Grand-Master のガラス2800ccビンによる飼育となりますが、見た感じやビンとの対比から現時点で50g以上はあると判断しています。

現状からこのまま蛹室を作るのか、まだ喰い進むのか、その辺は判りませんが、スムーズに蛹化した場合は大型個体となる可能性を秘めています。

とは言え、グランディスは羽化してみなければ何とも言えません。ひと暴れで状況が一変する種ですから、超大型個体の誕生には運と言った不確定要素が介在します。

まずはともあれスムーズに蛹化してくれることを願うばかりです。


2017.3.6

昨日蛹化したインド産Garda血統の個体です。

このビンで3本目となりますがGrand-Master のガラス2800ccビンによる飼育結果です。3本目へ交換する際の体重は46.0gと一般的なものでしたが、今後の成長を見込んでガラス2800ccビンをチョイスしました。

蛹の大きさについてはガラス2800ccビンの胴径が約170mmですので、画面上で比較するとおおよその大きさが判るのでと思います。

本個体は丁度良い位置に蛹室を作りましたので、このような個体に羽化不全は比較的少ないのですが、何はともあれ無事に羽化することが至上であると思っています。

余談となりますが、飼育ギネス(現レコード)個体を含め90mmUPを21頭誕生させた2014年期の飼育結果より、90mmを超える超大型個体の場合は蛹体重から羽化体長を推定することが難しいことが判っています。

その為、2016年期の飼育においては蛹体重の測定は行わないこととし、楽しみは取り出し時まで取っておく恰好としています。


2017.3.2

新商品(国産オオクワガタ専用菌糸ビン)の検討について

最近知人から相談を受けています。どのようなものかと言うとグランディスで93.0mmを誕生させたGrand-Grow菌糸ビンの国産オオクワガタバージョンを試作してほしいと言った話です。

Grand-Grow菌糸ビンは2次発菌製品となりますので菌床ブロックの販売は行っておりませんが、その理由は2次発菌時に独自の添加剤とオガを追加し製造している為です。

古い話となりますが、この菌糸ビンを製造する際は添加剤の種類と量をいく通りものパターンに分けて試行を繰り返しました。行ったことを簡単に記しますが、まずは菌床に対する添加剤の分量比による羽化個体への影響です。

基礎として添加剤の分量の基本を5%とし、その菌床に1%ずつ添加剤を増やし試行を繰り返しましたが、そこで判ったことは添加剤の分量比を多くすればするほど幼虫は大きくなったことです。

ところが、ある一定のラインを超えると伸びは止まり拒食や死亡が増え、羽化しても不全が目立ち蛹化の途中で落ちてしまう個体が続出することも判りました。(グランディスが主体となりますが他種でも少数試しています)

これを人に例えるならば薬やサプリメントと同じで、正しく処方しなければ効き目が無いと言うことです。薬の場合は無暗な過剰摂取は毒にもなり死亡に至ることさえあります。また、九死に一生を得ても後遺症に悩まされ続ける場合もあります。

結論として、薬やサプリメントと同様に添加剤にも摂取する際の適正量が存在することが判りましたが、当店が使用している添加剤については、試行飼育の結果からおおよその適正量と分量比において、これ以上入れてはいけない分岐点があることが判っています。

当店がグランディスの飼育を元に国産オオクワガタについて言えることは、過去に飼育した経験も踏まえますと、添加剤を多くすると幼虫の体重は増えるが、増えれば増えるほどセミ化や不全の確率が増すと考察しています。(特に45g以上になると蛹化時によほどの減量でもしないかぎりは正常な羽化は難しい様に感じています)

国産オオクワガタ飼育のジレンマとも言うべき事象であるように感じられますが、飼育レコードを狙う場合はこのジレンマを抱えながら90mmUPを目指さなくてはなりませんので、これから国産オオクワガタでレコードを狙う飼育はより一層シビアなものになると考えています。

この点を認識した上でGrand-Grow菌糸ビンの国産オオクワガタバージョンを試しに製造してみようかと現在思案中なのですが、もし試作製造する場合は過去の経験則より添加剤の配合比を国産オオクワガタ用に変更してみたいと考えています。また、グランディスの飼育ギネス(現レコード)個体の飼育に用いた添加剤の投入も面白いのではと想像しています。

こんな感じで考想としては頭の中にあるのですが、今のところはあくまでも検討中の仮の話となっています。


2017.2.27

飼育の知識(ノーハウ)について

「松茸やマイタケの発生場所は親子でも教えない」と亡くなった祖父が話していましたが、これはクワガタの採集場所や飼育方法についても共通しているように思います。

BE-KUWAへ寄稿したグランディスの飼育記事の内容についてもこれは同じで、シークレットの部分は記しておりません。もっともこのことは各種類の飼育レコードホルダーがギネス特集号に寄稿する記事内容も同じあると思われますが、記事に自身が有する100%のノーハウを開示している方は少ないのではと感じます。

その為、通例は初心者にも判る一般的な飼育方法を乗せていてる方も多く、ある程度知識がある飼育者であれば面白味や新鮮味が無いと思われるのも仕方がないところです。

ネットで検索すると飼育方法や飼育のヒントが簡単に得られる時代となりましたが、公開しても良いと思う情報だけが公開され、飼育レコードを狙う為の肝心要の情報(飼育ノーハウや添加剤等)はおそらくは殆ど開示されていないのではないでしょうか。

プロやセミプロであれば尚のことで抑えどころは極秘であると思いますが、「松茸やマイタケの発生場所は親子でも教えない」と言った文言にこのことは集約されていると思います。

今の様に簡単にインターネットから飼育に関する知識が得られる時代は、一昔前から見ると随分と楽になった様に思います。情報源がまったく何もなかった時代から試行錯誤を繰り返しながら飼育を行って来た者にとっては尚更です。

ネットの情報が自分の飼育環境に適しているのかは重要な部分でもありますから、どのような種類のクワガタであってもまずは実際に飼育し試してみることをお奨めします。見ると聞くとでは大違いなところも出できますので、実践しながら一つ一つ未知の部分を解決していくのが飼育と言うものであると思っています。

スキルといったものは実経験から得られるもので、何事においても実際に経験した場数や、アイディア、対処方法等の積み重ねであると感じます。だだ単に時間が経過しただけで身に付くものでは無いと思っています。


2017.2.20

当店の商品(菌床、菌糸ビン及び生体)に関するスタンスについて

当店ではお客様が求める生体や飼育用品等は、飼育実績があればこそのものであると考えています。

お客様が求めるニーズは色々とあります。例えば菌床や菌糸ビンといった飼育用品等は最たるもので価格が安いに越したことはありません。ですが、少しでも優れた商品を提供する為には研究開発費が必然的に発生します。

菌床や菌糸ビンの場合は飼育に関係するコストが研究開発費となりますが、商品の原価内訳を簡単に記すと、人件費、材料費、研究開発費、水道光熱費等となります。これらのコストが商品価格に転化されることは、商売や商業のイロハと言っても良いと思います。

研究開発を度外視し粗悪なオガや添加剤を用い商品化したものは当然安価になると思いますが、このような商品は当店の主旨からは完全に逸脱します。当店ではその商品の価格に見合う実績が大切であり、飼育ギネス(現レコード)作出商品であることも重要な要点であると考えています。

また、添加剤の有効性の検証やそれに伴う試行飼育、といった基本的な研究開発もせずに市販しても、お客様が納得するとはまったく思っておりませんし、当店自らが実践し結果を出さなければ意味が無いと判断しています。

世界最大のオオクワガタ、純血種であるグランディスの飼育は、大きくすることが最大の魅力であると当店では思っておりますが、これまで長きに渡り飼育に費やした時間と費用が当店における研究開発費となります。そしてそれら全ての知識の集大が当店の菌床ブロックや菌糸ビン等の商品や販売する生体となっています。

ご参考:

『グランディス専用菌糸ビンについての考え方』

 


2017.2.16

先日ビン交換を行ったGarda93.0血統の幼虫です。

本個体はGrand-GrowからGrand-Master への菌種変更リレー飼育により出現しています。惜しくも55gに届きませんでしたので「ニュース」のコーナーへの掲載は行わずこちらへの掲載となりました。

本個体の幼虫体重は、3本目のGrand-Master 菌糸ビンから、4本目のGrand-Master 菌糸ビンへ交換する際に計測し撮影したものです。

この菌糸ビンの交換パターンは晩期羽化タイプに多くみられますが、晩期羽化タイプの中には1年以上幼虫を続けている個体も現れます。本個体のように晩期羽化タイプの可能性が高い場合は、無事に羽化することをまずは願うばかりです。

幼虫期間が長くなりすぎると、どうしても不全の傾向が出やすくなりますが、これはグランディスに限らず、多くの種類のクワガタがこのような傾向を持ちますので仕方が無いことなのかも知れません。

ただし、幼虫期間が長い個体は蛹化の際の縮みも少なくなりますので、体重を維持できれば90mmUPの確率が増すことも事実です。

幼虫は、早期羽化タイプ、ノーマルタイプ、晩期羽化タイプの3タイプに分かれる傾向にありますが、飼育温度帯を低くしてもこの3タイプに分かれる傾向が見られます。

低温飼育を行うと大きくできると思っている飼育者は案外に多いと思いますが、90mmUPを羽化させることはそれほど簡単なものではありません。

温度帯を一定の範囲内に保ち飼育を行うと楽ではありますが、常温による飼育でも2011年、2012年と2年続けて90mmUPを誕生させています。当時は幼虫を採る時期を冬季に設定したりと気を配りましたが、今ではそんなことは無くなりました。

温度帯を20〜23℃ほどとし一定に近い状態で飼育を行っても、大きくならずに羽化してしまったと言った話や羽化報告を多く見聞きしていますので、このような経験を持つ飼育者も多いのではと想像します。

グランディスを大きくさせることは、やはりそう簡単なことではありません。増して90mmUPを狙うのであれば尚更に難しく感じられると思いますし、その上の93mmUPともなれば言うに及ばずの存在となります。

90mmUPを目指す飼育がどれほどのものか、文章にしても現実味はそれほど感じられませんので、こればかりは実際に飼育を行ってみて初めて判る事ではないかと思います。


2017.2.13

「なにも足さない、なにも引かない。ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。」

サントリーウイスキー山崎のCMの一節です。

この一節はグランディスとその飼育に共通している、いやそのものかも知れないと、そんな共感を持ちます。

世界最大のオオクワガタだからこそ言える、「なにも足さない」、「ありのまま、そのまま。」

オオクワガタの最大種であるにも拘わらず大きくさせることは難しい。93mm以上の個体の作出は「この単純の複雑なこと。」

大きく育った幼虫もひと暴れで10g以上減量し水の泡と化す、世界最大のオオクワガタであるグランディス、その全てに的を得た言の葉に思えてなりません。

けだし名言であると感じます。


2017.2.10

画像は2016年期飼育の♂の初羽化個体です。羽化よりおよそ1ヶ月が経過しましたので取り出しました。

本個体はGarda92.0血統からのものですが、素質がそれほど感じられなかったこともありPP1100ccの菌糸ビンで飼育を行った結果です。

Grand-Gt(ブルー)PP1100ccの3本孵しとなりましたが、早期に羽化したこともあり最後のビンはほぼ捨てビンとなりました。当然のことながらサイズの方も極普通の82mm台となっています。

とは言え、2016年期のGarda血統からの初♂が、無事に羽化してくれたことが何よりであると思っています。

全て90mm以上の種親を使用している2016年期のGarda血統からの新成虫については、春季の個体販売時に数ペア販売できるかも知れません。


2017.2.6

累代飼育おけるインブリード・アウトブリードや現状について少し記します。

当店では超大型個体を狙う飼育を前提に行っていますので、イン・アウトの考え方に特段拘りは持っていません。

世界最大のオオクワガタであるグランディスの飼育は、ただ単に大きくさせることが最大の魅力となっているからに他なりませんが、超大型を狙う為にはインであろうとアウトであろうと素質の有無が全てとなります。

細かいことは省きますが、インブリードとアウトブリードはそれそれで利点と欠点を有しています。この点を認識したうえで素質を引き出せると見込んだ種親を選定し飼育のラインを形作りますが、どの飼育ラインから当りが出てくるのかは正直なところ蓋を開けるまでは判りません。

そんな中、秋採りの飼育ラインから素質が感じられる幼虫が出現しました。最大60gの幼虫が出現している春採りの幼虫でしたが、秋採りはこの記録を抜くかも知れないと思えるほどの感触となっています。

初齢割り出し後約3ヶ月目の秋採り幼虫達でしたが、現時点で期待を抱いてしまうほどの逸材感が漂っています。

今回の秋採り幼虫に使用した一本目は殆どがGrand-Gt(ブルー)となっています。2本目はGrand-Master へ移行していますが、このリレー飼育のパターンは飼育ギネス(現レコード)を誕生させたパターンと同じです。

2本目でどこまで大きくなるかにかかってきますが、今後の育ち方に注目しているところです。


2017.1.30


本日及び26日付で「ニュース」の幼虫・蛹編を更新しました。

掲載した幼虫は2015年 BE-KUWA 飼育ギネス血統(Garda95.0)から出現した個体です。

26日に掲載した幼虫はオオヒラタケ系の
Grand-Growから、ヒラタケ系のGrand-Master へ菌種を変更するリレー飼育により出現しています。(2本目のGrand-Master 菌糸ビンによる飼育結果となります)

本日掲載した幼虫は1本目と2本目にGrand-Growを使用した飼育個体となります。

本日掲載した幼虫は初齢割り出しより約6ケ月目の結果でしたが、2本目のPET2300ccの表面に食痕は殆どありませんでしたので、実はまったく期待はしていませんでした。

2本目へ交換してから4ケ月が経過しましたので、ローテーションに沿っての交換となりましたが、菌糸の残り具合からタイミング的には丁度良かったと思います。

ビン内の菌床は殆ど喰いつくされ表面だけが残っている状態で、幼虫は中央の空間に居食いしている様な感じとなっていました。

Grand-Grow を使用した場合はこのようなことが度々ありますが、今回の幼虫は大きく成長し、現時点で2016年期飼育幼虫の中で2番目の大きさとなっています。

2本目にPET2300ccを選択したことがハマった結果と捉えていましたが、本個体は菌糸ビンGrand-Grow からの最大体重の幼虫となりました。

幼虫の大きさはその個体が持つ資質と素質に餌と環境がマッチした結果となりますが、資質と素質を持っていても餌が良くなければ超大型にはなりません。同じように餌がどんなに良くても、資質と素質が無い幼虫は大きくなりません。

「全てが整っていなければ超大型の幼虫の出現は難しい」と言えます。

今回このような幼虫が出現しましたので、新たな試みとしてGrand-Growによる2本孵しを行いたいと思案しています。

2本目のビンの容量を模索しているところでしたが、8Lくらいで試すのも面白いのではと思っています。


2017.1.18

グランディスの飼育についての昔話を一つ紹介します。

画像は2000年の10月に撮影した国産オオクワガタ(産地不詳)の羽化個体です。古い画像ではありますが今は廃業してしまった某奈良の有名店から種親を購入し累代飼育した個体達です。

産地不詳の国産オオクワガタは当時を知る人には懐かしいと思いますが、この某奈良の有名店さんが扱っていた個体に産地が表記されるようになったのはしばらく後になってからだと記憶しています。

今から16年以上も前のものですので記憶が不確かなのですが、この5頭は最大が78mm台で最小が75mm台であったと記憶しています。

当時は76mmの個体価格が10万円ほどした時代でしたから、78mmの価値がどれほどのものか判るのではないかと思います。

この話は今だから語れますが、実際のところ当時このサイズを羽化させても国産オオクワガタは全然難しいとは思いませんでした。

同時期に飼育を行っていた蝦夷ミヤマの大きいのを羽化させる方が数段難しい、と思えたことを今も鮮明に覚えています。

この国産オオクワガタの羽化実績と蝦夷ミヤマの飼育経験があれば余裕と思い手を出したのがラオス産のDGGです。

それほど苦も無く大きくできると思ったDGGでしたが、実際に飼育してみると、産卵させるのが難しい、産卵数が少ない、大きくならない、と言った具合で、例えとしては失礼にあたりますが、まるでヘレンケラー(三重苦)の様なクワガタであるとその時は感じました。

野外ではミナミオオクワガタ(アンタエウスオオクワガタ)より大きな個体が採集されているのに、どうして飼育では大きくさせることができないのか、ともかく不思議でなりませんでした。

最初の不甲斐ない飼育結果に"絶対に研究し攻略してやる"と心にメラメラと燃える炎が灯った瞬間でもありましたが、今にして思えば飼育者としての意地がそこにはあったと思います。

飼育を初めて1年後の2001年にホームページ「趣味のグランディス飼育」を立ち上げ、飼育と同時進行で情報等の開示をスタートさせましたが、初めの内はともかく試行飼育に明け暮れていました。

紆余曲折を経て時は流れ、飼育をはじめて15年目でようやく満足の行く結果を手にすることになりましたが、言葉にすると一言の15年間は結構長くもあり短くも感じられるこの頃です。

今年で17年目となるグランディスの飼育ですが、これまで行って来た全ての試行や研究の結果に満足することなく、続けることが可能な限り、今までとはまた違ったスタイルで肩肘張らずに浪漫を追って行ければと思っています。


2017.1.13

飼育用品「カワラ材」のページに

産卵材の比較から得られた幼虫飼育(添加剤)に関する一考

をUPしました。


2017.1.10

先日ビン交換を行ったGarda血統の幼虫です。

3本目へ交換する際に撮影したものですが、飼育菌糸ビンは全てGrand-Growとなっています。

2本目の1400ccビンでの飼育結果で期待していなかった割には順調に体重が乗り良い感じに育っていました。(3本目も同じく1400ccへと移行させています)

年明けから来年度の構想を描いていましたが、いろいろと四方山な話をいただくこの頃です。その中で一番多いのが他種の飼育を持ちかけられることです。

グランディスで培った現在の飼育スキルがあれば殆どのオオクワガタの仲間は飼育できると思うので他の種類で飼育レコードを狙ってみないか、と言った話です。

途方途轍もない浪漫と夢がありますので丁重にお断りしていましたが、もし体が2つあれば蝦夷ミヤマの飼育をまた行ってみたいと考えます。

今から30年以上も前の話ですが、蝦夷ミヤマの飼育を行っていたことがありますのでチャンスがあればと、そんなことを思うのです。

ミヤマクワガタは天然個体の最大が78.6mm、飼育個体も同じく78.6mmで未だに天然個体の壁を超えてはいません。

蝦夷ミヤマは飼育温度を低くしある程度時間を掛ける必要がありますが、ポテンシャルは宮崎産と同等以上であると思っています。

昔とった杵柄である程度大きくする方法は知っていますので、その方法に今現在の飼育用品と環境を使用し応用すれば面白いと感じるのです。

いつの日かまたチャレンジできればと思っていましたが、それは途方途轍もない夢を実現してからの話となります。

「二兎を追うものは一兎も得ず」を信条としていますので、そんな日がいつか来れば良いなと思っています。


2017.1.5

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

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