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      | コクワガタ | 
    
    
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      2005年9月13日に撮影した大型のコクワガタです。 
       
      ハルニレの樹液に来ていた個体ですが、ここの地域ではこの時期になるとミヤマクワガタやノコギリクワガタの姿はありません。 
       
      盛夏時は樹皮の隙間などに隠れている居ることが多いのですが、初秋とも言えるこの時期になると堂々と樹液の出る場所を占領しています。 
       
      北海道南部の個体数はそれほど多くは無いと感じますが、地域によっては多い場所があります。特に大型種が居ない場所、畑や雑種地にポツンとある木に密集するように集まっていることがあります。 
       
      いったいどこが発生源となっているのか、戸惑うような場所に居ることがあるクワガタですが、こちらでは40mm台後半の個体でも大きく感じられます。 
       
      夏季のシーズンも終わりを迎かえ、ミヤマクワガタやノコギリクワガタの姿が消える頃、画像のような大型個体に出くわすことがあります。 
       
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      | スジクワガタ | 
    
    
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      2003年8月に撮影した樹液に集まるスジクワガタ達です。 
      ♂♀入り乱れていますが、左から2頭目は小型の♂です。 
       
      スジクワガタは地味な小型種ですが、♂は大型になればなるほど内歯の形状が変化します。 
      大顎の形状が格好良く、個人的には好きな部類のクワガタですが滅多にお目に掛かることはできません。 
       
      その大型が以下の画像の個体となります。(2004年8月撮影) 
      ここ何年もこの様な個体には出会っていませんが、またいつか出会ってみたいと思っています。 
       
        
       
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      | オニクワガタ | 
    
    
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      画像は少し古いものとなりますが、2005年9月20日に採集したオニクワガタです。 
       
      本種は少し変った性質を持ち樹液には集まりません。 
       
      ミヤマクワガタやノコギリクワガタ等は樹液に集まり、そこが♂と♀の出会いの場ともなっていますが、樹液に集まらないオニクワガタはどうやって♀と出会うのでしょうか。 
       
      毎年季節になるとフィールドに出かけ、採集や観察を続けているとその答えが判ります。♂と♀の出会いの場はその個体が発生した倒木の上が多いこと、あるいは灯火に集まる習性もありますので、そこが出会いの場であったりします。 
       
      古い話ですが、灯火の下、路上に多くの羽蟻が居る中でペアリングを行っているオニクワガタを何度か見かけたことがあります。 
       
      オニクワガタは小型種ですが、ご覧のように大顎の形状が独創的で変わっていて、私的には好きなクワガタの一種です。 
       
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      | ヒメオオクワガタ | 
    
    
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      2005年10月初旬に撮影したヒメオオクワガタです。 
       
      ヒメオオクワガタは北海道七飯町周辺や現大沼国定公園の蓴采沼で採集された個体が新種として発表登録されている北海道にゆかりが深いクワガタです。 
       
      こちらでは晩夏から秋にかけてヤナギやハンノキの樹液に居るところを見かけますが、夏の観察・採集時にハルニレの樹液に来ていることも稀にあります。 
       
      夏の観察・採集時に見られる個体は殆どがスレていますので越冬個体であると思われます。 
       
      現在、北海道の南部では殆どの林道が閉鎖状態となっています。以前採集出来た場所へ今は行けない状況となりましたので、ある意味で本種は保護されている状態になっている様に思います。 
       
      人が入れなくなったブナの巨木が林立する奥深い山は、ヒメオオクワガタの楽園になっているのかも知れません。 
       
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      | アカアシクワガタ | 
    
    
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      画像は52mm台の大型個体です。 
       
      こちらでは普通に見られるクワガタで、初夏から初秋にかけて良く見かけますが、ヤナギ、ミズナラ、ハルニレ、カンバ、カエデの樹液に来ていた個体を目にしています。 
       
      このクワガタについてはとても不思議に思う事例に出くわしたことがありました。それは1980年代のことですが、1本のヤナギの木に開いていたそれほど大きくはない洞の中から、小型のオスを中心にオス、メス合わせて十数頭の個体を採集したことでした。 
       
      洞は縦長のもので中には褐色の木屑が厚く詰まっていましたが、その褐色のフレークを掘り出していくと、中からぞろぞろと驚くほど出てきたことがありました。季節は若葉が丁度茂りはじめた頃だったと記憶しています。 
       
      こんな経験は後にも先にもこの一度限りで、未だになぜなのだろうかと?マークが灯っています。個人的には前年にこの木で羽化した個体達がフレーク部分まで這い上がり、中でじっと初夏が来るのを待っていたか、あるいは集団での越冬も考えられるのではと、そんなことを思っています。 
       
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